道の真ん中でワンコが死んでいた・・・

その道を通ったら、道の真ん中でワンコガ死んでいた
道路を渡っている途中でひかれたのだろう
大きいワンコなのに、やせ細っていた感じの犬だった
たぶん、のら犬だろう
人に飼われて、捨てられて、
ものすごくさみしく、ひもじい思いをしてさまよい歩き、
その道にたどりついて、人が乗る車に殺されたのだ・・・

センターラインの上で屍をさらす犬を、
車は、迷惑そうによけながら走っていく
この辺では、ヘビやイタチ、猫もひき殺される
そのワンコの事も、珍しい事ではない
それらと同じ運命をたどっただけ
それだけに過ぎないのだ・・・

帰り道、その屍は、まだそこにあった
誰も拾って葬ってやろうとはしない
かくいう私も通り過ぎた
可哀想と思いながら通り過ぎた
そして、みんなも通り過ぎた
可哀想と思いながら、あるいは見向きもせず、
あるいは屍を珍しそうに見て通り過ぎた

知らないから興味も無い
知らないから忘れようも無い
知っていた人も忘れてしまった

ワンコは、そんな人間社会の地獄から解放されたのだ・・・

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